2023.04.20 院内山会津藩主御廟

樹林に覆われた院内山の斜面には、会津地方の主要な支配者である松平家の諸大名の墓があります。自然豊かな院内山はどの季節も魅力的ですが、特に秋の紅葉が美しいです。400年以上前の墓まである墓地までは 15分間のハイキングです。風化し苔むした石と雄大な木々が調和し、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。英語の看板で墓地のレイアウトが説明されています。
 
松平家初代大名保科正之(1611-1673)は、1657年に亡くなった10代の息子正頼の埋葬地として院内山を選びました。正之は福島県内の別の場所に埋葬されましたが、彼に従った8人の諸侯は院内山に葬られました。このうち、松平二代藩主正経は仏式、その他は神式で埋葬されました。

墓地の様式
神道の墓は3つの部分で構成されています。各遺跡の正面にはそびえ立つ石柱があり、領主の称号と経歴の詳細が刻まれています。それぞれの柱は亀石と呼ばれる亀の形をした石の後ろにあり、神通力があると考えられ、墓を守っています。柱の後ろには領主の名を刻んだ墓石と、その下に領主が埋葬されている八角形の塚があります。妻、子供、および他の家族の単純な墓も近くに見られます。
 
熊鈴
院内山への入り口は2つあり、東山温泉郷と会津武家屋敷のどちらからでも簡単に行くことができます。各入口には熊鈴が入った小さな木箱があり、無料で借りることができます。この地域はツキノワグマの自然生息地であり、熊鈴の音はクマに対して近づかないよう警告してくれます。ハイキング中は鈴をバッグに取り付けたり、携帯したりして、森を出るときに箱に戻します。